六道の悪女たち【17巻】最新刊ネタバレ！木刀を持った男の中の男が登場？！

前巻のあらすじ

女装姿の六道を見て、これまでのＳっ気溢れる恋心とは
全く異なる慈愛の精神が胸に湧いたクロムサムのボス・椰子谷。

しかし、桃子(女装六道)と雷乃が付き合っている噂を聞くやいなや、
雷乃への恨みが彼女を般若に変え！？

 

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六道の悪女たち【17巻】最新刊ネタバレ！

男装する悪女たち

クロムサムは桃子をさらい、そのアジトへ幼田と岡森を来させろ、と要求してきます。
しかし、針蔵の番長としてのプライドから亞森に借りを作りたくないという岡森。

そこで、ヨースケは、自らが亞森の番長・幼田役を演じると言います。

岡森たちは、さすがにその作戦は無理があると思っていましたが、
幼田と飯沼が変装を解くと、そのあまりのそっくりさに驚くのでした。

亞森の番長ではなくヨースケとして針蔵を助けると決めた幼田は、
自身の身の危険を案じる岡森に、覚悟の上だと伝えます。

しかし、クロムサムにはあの元鬼島連合ナンバーワンの椰子谷がいるのです。
岡森にも、彼女にコテンパンにされてしまったという過去も持っています。

そんな苦い思い出を思い出す針蔵の生徒たちは戦意喪失してしまいますが、そこで雷乃が鼓舞します。

さらに、風乃を追って現れた乱奈。
桃助がさらわれたと知った彼女は、風乃とともに男装して救出することを提案するのでした。

クロムサム

そんななか、クロムサムのアジトの外でなんだか上の空な様子の椰子谷が。
彼女に、野玄はあの計画はどうでもよくなったのか、と尋ねます。

野玄のその問いに対する椰子谷の答えは…。

依然、クロムサムに捕まったままの桃子は、
クロムサムの連中と仲良くなり、その内部事情を聞き出すことに成功します。

そこで、クロムサムに危険な不良たちが集まっていることを知った桃子。

そして、桃子は
”野玄は強いだけではなく、男らしくてリーダーとしての魅力もある”
と褒め称える連中たちに反論します。

クロムサムの総長・野玄は、そんな様子を見ており、
そこで彼のまさかの過去が明らかに…。

いっぽう、男のことを堅い宝石箱と表現する椰子谷は、
もう男はどうでもよくなったようで…なんと、桃子に告白します。

仮に彼女と付き合えば、この騒動を穏便に終わらせると約束されるも、
椰子谷の純粋な恋心につけ込んでよいのかと頭を悩ませる桃子なのでした…。

激白

さらわれた桃子を助けるために立ち上がった岡森は、
クロムサムのなかに憧れの野玄の姿を見つけます。

彼がクロムサムのリーダーだと知った岡森は、動揺を隠しきれません。

いっぽうの幼田は、岡森の番長としての面子も守ろうと、
あえて本人としてではなく、変装している別人だと思わせていたのでした。

その光景を目の当たりにしていた六道は、ついに動く決意をします。

そんな桃子のとんでもない告白を耳にした「夜叉姫」は、思いがけない行動に出るのでした…。

女も背中で強さを語る

そんな椰子谷と六道との間に割って入ってきたのは、雷乃でした。

「桃子にも六道にもあなたは相応しくない」

彼女は、愛するものを守るために、かつての鬼島連合の仲間にも挑むのです。

しかし、二人の実力差は火を見るより明らかでした。

雷乃の蹴りは椰子谷に簡単に防御されてしまい
一方的に雷乃は痛めつけられてしまいます。

「男は背中で強さを語ると言うけど
背中で弱さが露呈するとは男装（ニセモノ）にはお似合いだ」

そんな風に言われた雷乃は、
負けずと椰子谷の追い打ちに合わせて反撃するのです。

「震えていようがなんだろうが 自慢の足よ
時には女も 背中で強さを語る」

自信に満ちあふれた表情で、そう言い放つ雷乃でした。

男の中の男

主戦場では針蔵高校の番長、岡森譲也は一人困惑していました。

敬愛する野玄を敵に回すのだけは避けたい、番長の岡森。
彼は、ショックで茫然自失としています。

そんな彼をよそに、幼田は彼を野玄から守り、その戦いが始まっていました。

今の幼田は、少年が変装した「幼田」を演じていますが、
確固とした番長としての信念は変わらないものなのです。

その強い背中を見た岡森は、ついにその本質を見ぬくことができたのでした。

そうして幼田に勇気づけられた岡森は、野玄と向き合うことを決意します。

そんな岡森を信じて幼田は、このケンカを彼に譲るのでした。

しかし、岡森のその想いのこもった拳は野玄には届くことはなく…。

カウンターをくらって沈んだ彼に、野玄はさらに非情な言葉を告げるのです。

そんな絶望に打ちひしがれている岡森の耳にも、届く声が。

そのの声の主は、かつて針蔵高校番長だった頃の野玄の姿そのものでした。

岡森が憧れていた男の中の男は存在したのです。

「…俺は 男の中の男だぜ」

木刀を持って現れた自称男の中の男。その正体は一体…！？

 

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六道の悪女たち【17巻】最新刊ネタバレ！感想

桃助は、カンフー編で心身ともに強くなり、今では本当に男らしくなりましたね。

終始セーラー服の格好のままだったのがシュールでしたが…。笑

雷乃も、兄との決別を経たことでとってもたくましく成長していて、かっこよかったです。

今巻では、特に、岡森と野玄のエピソードが印象的でした。

野玄はただのドMというわけではなかったのですね…！

と言っても、今ではもう、ただのドMと化していますが(笑)

そこに現れた野玄そっくりの人物が、
まさかあの人だったとは…少し皮肉にも感じられます。

謎の助っ人登場で、戦況も大きく変わってくれればいいのですが…。

次回も見逃せませんね！

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