監獄ゲームープリズンラボー【10巻・最終巻】結末のネタバレ！理不尽を殺すべく、江山がついにモンスターへと姿を変える！？

すべての理不尽の元凶が新村であることを知った江山。
その根を絶つために後を追うのであった。

残った黒服の田島と米澤は、その行く手を阻みます。

そして、三崎と長峰はそれぞれの想いを抱えながら、最後の戦いが始まった――

監禁ゲームが終わる。

果たして生き残るのは誰なのか？！
そして、ゲーム後の彼らは……大人気サスペンスシリーズ堂々の完結！

 

前回のあらすじ

江山藍都は監禁していた桐島彩の首を絞め、絶命してしまったと思い込んでしまいます。

そんな最中、この監禁ゲームの本当の黒幕が由乃の担当をしている新村だと、
江山の担当・原川が付き止めたのでした。

江山は逃亡した新村をゲーム参加者・由乃と共に追い掛けますが、
その途中出くわした桐島の親友・奈美が、田島と米澤に捕らえられてしまったのです。

江山たちが危機を迎えていた頃、なんと桐島が息を吹き返したのでした。

監獄実験－プリズンラボ－【10巻・最終巻】結末のネタバレ！

追われる者、追う者

モニター越しで桐島が息を吹き替えしたのを確認した江山の担当・原川は、
必死に廊下を走って向かいます。

死ぬな……生きろっ……俺が助ける！！

その頃、新村は江山に負わされた傷を治療するため医務室へと訪れるも、
薬を探すも見付からず、苛立ったようにしていました。

「江山 藍都……あいつのせいで……死に損ないのクソガキがっ……」

何故か江山が原川のような怪物《モンスター》になったかを気にし始め、
もう一度モンスターを見るまでは死ねないと葛藤する新村。

黒のスーツを身に纏った田島と米澤は、拉致した秋山を連れながら、
負傷した新村の状況を電話で告げられたのです。

病院へ行くよりも、医者を呼び戻した方が早いと判断した米澤は、
田島を迎えに行かせると話します。

「田島以外の銃は使えなくしといてください……」

米澤自身の銃にもロックを掛けておいてほしいと、
変な要求をし出した米澤を怪訝そうに見つめる田島。

そして、田島は米澤に言われるがまま秋山を連れて、
新村のもとへと向かったのでした。

「なんかさ……姫を助けに行く勇者って……こんな感じ？」と、
チェーンソーを担ぎながら長峰 透に笑顔を見せる三崎 由乃。

ふたりは新村を追い、上を目指すためエレベーターの前に立ちますが、
透かさずそれは危険だと透は指摘します。

はじめは、ふたりで階段から行こうと由乃は言いますが、
透は自分がオトリになるからと、ひとりエレベーターで行く事を選択したのでした。

米澤との対決

長く続く階段を息を切らしながら上っていた由乃は、
偶然にも新村の所へ向かう田島と秋山を発見したのです。

跡を追うか、透のもとへ向かうか一瞬迷います。

「とおるん……生きててよ」

しかし、エレベーターの扉の前には米澤が待ち構えていました。

「さぁて……最初に死にに来たのは……誰だ？」

咄嗟にエレベーターの死角に隠れていた透は、米澤に説得を試みようとします。

この監禁ゲームを仕組んだのは新村だったこと。
九字間を利用し、自分の正体を隠していたこと。

だから、一緒に協力して新村を説得してくれないかと尋ねた透だったのですが、
米澤がそんなお願いに耳を傾ける筈もありませんでした。

なんとか時間を稼ごうと、話を切り替えた透でしたが、
米澤はなんとエレベーター目掛けて手榴弾を投げ込んだのです。

間一髪のところで爆発から逃れられた透でしたが、
隠し持っていた刀を突き付けた米澤に追い詰められてしまったのでした。

死を覚悟した透でしたが、米澤が由乃の居場所を聞き出そうとします。

これをチャンスだと感じた透は、
「三崎さんはこの施設から脱出させました」
と、嘘を付いたのです。

これは明らかに嘘臭いとヒヤヒヤする透。
しかし、その嘘を信じ出す米澤の反応に安堵します。

ですが、この場に居ない田島と秋山のふたりは今、
もしかしたら由乃と対面しているのではないかと察した透。

そして覚悟するのです。

わたしがひとりで米澤さんと戦うしかない！！

再度、迫り来る米澤に立ち向かうべく、透は隠し持っていたカッターナイフ一本で、
彼に立ち向かおうとするのでした。

しかし、呆気なくも武器を取り払われてしまい、
窮地に立たされたかに思えた透。

首に刀を突き付けられ矢先、米澤の背後に襲いかかる人影。
それは透が待ちわびた人物・由乃でした。

防ぎきれない脅威

チェーンソーを振り掲げた由乃に刀でガードするも、
それで防ぎきれる訳もなく、刀は遠くへと弾き飛ばされてしまいます。

その刀を自分の武器にし、由乃と助け合う透の姿に、
米澤はなんと降参の言葉を漏らしました。

しかし、それを怪しく感じた由乃は、構わず殺すと、
米澤に向かって走り出します。

すると、来ていた上着を盾にし、由乃の動きを鈍らせた隙を狙い、
思い切り顔面目掛けて蹴りを入れたのです。

床に崩れ倒れた由乃。

なんとか由乃を守るように刀を構える透だったのですが、
米澤との会話で気をそらしてしまった結果、気付いた時には拳が迫っていたのでした。

そんな最中、田島と秋山は廊下で座り込んでいた新村と合流した矢先、
そこへ江山が漸く追い付いてきます。

そこで、秋山は江山が桐島を手に掛け、殺してしまったことをしります。

「だけど桐島を狂わせた元凶を殺さないと……この理不尽は終わらない」

そう断言した江山に銃を突き付けた新村でしたが、
秋山が失禁してしまったことに驚きよろめいた瞬間に駆け寄ります。

ですが、秋山を投げ飛ばした新村は直ぐ様、ふたりに向かって銃口を向けたのです。

響き渡る銃声。
逃げ出し、姿を消した新村と田島。

なんとか助かったことに安心した秋山の目に飛び込んだもの。
それは腹部から血を流す江山の姿でした。

「彩は江山のこと……好きって……言ってたから」

怪我を追いながらも立ち上がる江山に、秋山は泣きながら訴え掛けます。

「だから……今から……ケジメをつけに行くよ」

好きだったのに、
理解してあげられなかった事を悔やむ江山の切ない声が静かに響いたのでした。

犠牲を目にした江山

米澤に殴られ、気絶した透が目を覚まします。
意識を取り戻した瞬間、目に飛び込んだのは、米澤に首を捕まれた由乃の姿。

お腹を思い切り蹴り上げられた由乃は、
意識朦朧とした状態で力なく床へと崩れ落ちていったのです。

とどめをさそうとした米澤に銃を投げつけ、自分の方に目を向けさせた透。

「あなたたちは身勝手に……理不尽に……何もかも奪っていった……復讐されるに決まってる」

そう言い放った透に刀を向ける米澤。

しかし、力を振り絞り立ち上がった由乃の反撃を受け、
その場で絶命してしまいます。

米澤を倒し、ふたりが安堵感に包まれたのも束の間、
突如放たれた銃声。

透の目の前で、由乃は頭を撃ち抜かれてしまったのでした。

由乃を撃ったのは田島。
その隣にいた新村は、次は透を殺せと命じます。

その命令を渋る田島に苛立っていると、後ろから江山と秋山がやってきました。

由乃の死を目の当たりにした江山。

「理不尽を殺すためには……俺が理不尽になるしかない……理不尽な存在に」

銃弾を受けながらも江山は一直線に駆け寄っていき、田島の顔を切り付け不意を付き、一気に背中へとナイフを突き刺します。

そして、田島を刺したナイフを抜き取ると、血に染まった刃先を新村へと怒りの瞳とともに向けたのです。

「俺がずっと見たかった怪物《モンスター》」

なぜかそれを見て嬉しそうに呟いた新村。

江山は躊躇うこともせず、今度は新村へと襲いかかって行ったのでした。

 

 

果たして、江山は新村を討つことができるのか？！

そして、江山は桐島と再開することができるのか？！

監獄ゲームープリズンラボーの結末は是非マンガでご覧下さい♪

 

感想

かなりの衝撃的展開が巻き起こったプリズンラボ最終巻！！

由乃が撃たれた時の透の悲しみは、見ているだけでとても切なくなりました。

息を吹き返した桐島ですが、あれだけのことがあったのですから、
このまま江山と桐島は擦れ違ったままになってしまうのか？と、気になるところですね。

このふたりの切ない恋の結末にも注目してみてください！

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