ワタシ以外みんなバカ【3巻】ネタバレ！ついに和代に天罰が下る！？

『できる女』和代には悩みが尽きない。

無能な部下の尻拭いや新入り派遣社員・百合子の世話を任され、大きな溜息ばかりが漏れる毎日。

そんな彼女の唯一の心の安らぎは営業部・袴田との秘密の恋のアバンチュール。

夜な夜な危険な悦楽に身を委ね尽きることのない欲求の果てに彼女は一体何を見るのか―――？！

前回のあらすじ

泉和代は、自分のことを見下していると思い込んでいる派遣社員の綾瀬 百合子を陥れようと、
合コン相手の春彦を使って“ヤリ逃げ”されたように思い込ませようとします。

しかし、春彦が綾瀬を気に入ってしまい、なんとか付き合い出さないように阻止することを考えていたのでした。

ワタシ以外みんなバカ【３巻】ネタバレ

その自信はどこから？

若田部長から任されたプロジェクトが始動したのですが、
和代の自己中っぷりは相変わらずでした。

サブリーダなどは作らず、プロジェクトリーダーである自分ひとりが、
全てやるのだと言い出した和代。

しかし、横暴な指示ばかり出す和代に対し、周りの皆は、
このままだとプロジェクトがどうなるのかと不安を抱き始めます。

次第に和代の影口が噂されるようになっていくのでした。

自分の考えに合わない資料を提出されると、即座に突き返してしまう和代。

おまえは無能なのか？
メンバーをかえてもらってもいい。

完全に人を見下し、罵るような言葉を言い放つ和代に、
反論するも、忙しいからと聞く耳をもちません。

挙げ句の果てには「邪魔」と、相手を追い払うような傲慢な態度をとります。

ですが、自分よりも立場が上の人に、その資料は良いと評価されると、
態度を急に変え、自分もそう思っていたかのように振る舞うのでした。

そんな和代に、デザインの見積もりの確認をしてほしいと、
ひとりの女性が近付いてきます。

プロジェクトメンバーの吉田という女性でした。
指輪を嵌めているのを見て、既婚者だと気付いた和代。

いつものように、自分より下だとランク付けし始めます。

吉田の事を“地味ブス”・“下の下”と見下し、嵌めている結婚指輪がダサいから、
旦那も絶対にダサ男に違いないと勝手な想像を膨らます和代なのでした。

自己中にも程がある

その最中、綾瀬は和代に相談を持ち掛けます。

春彦に今度会おうと誘われた事を話す綾瀬に、
ふたりが付き合い出すなんて許せないと、
なんとか阻止する方法を考えました。

そして、綾瀬に嘘を吹き込み始めます。

やれると思っているだけだ。
尻軽ビッチ認定されている。

春彦の印象を悪いように伝えた和代。

自分よりも下だとランク付けした女に、先を越されることが、
和代にとっては許しがたい事だったのでした。

その日の夜。

営業の袴田から、家に来いと酔っぱらいながら電話が来たのです。

良いように利用されてるなど考えもしない和代は、
浮かれた様子で袴田の元へと向かっていきます。

しかし、家へ着いたとメールや電話で連絡を取ろうとするのですが、
一向に反応を返してくれない袴田。

これじゃあ、まるで勝手に会いたくて押し掛けて来た“下の下の女”じゃないかと思い、
和代は引き返そうとします。

すると、あの馬鹿にしていたプロジェクトメンバーでもある吉田が急に現れ、
「こんばんわ」と話し掛けられます。

「帰ろうとしていた」と、その場を離れる素振りをして、
袴田の住むマンションへと入っていく吉田を目で追う和代。

嫌な予感を感じた和代は、吉田の跡を追い、なんとかセキュリティをすり抜け、
マンションの中へ潜入することに成功したのです。

吉田を尾行していくと、辿り着いたのはやはり
袴田の住んでいる筈の部屋。

当たり前のように玄関を開ける吉田。
玄関先で酔っ払いながら出迎える袴田。

そこで漸く、吉田にダサい指輪を送った相手が袴田であり、
ふたりが夫婦であることを知ってしまったのでした。

その事実を突き付けられた和代は、予期せぬ裏切りに憤怒します。

自業自得過ぎる！

次の日、昨日の出来事があったせいで機嫌の悪い和代は、
仕事の最中でも周りに酷い態度をとります。

仕事で少しだけミスをしてしまった綾瀬に対しても、
躊躇することなく怒鳴り付け、八つ当たりしていました。

そんな時、和代は袴田から呼び出されます。

そこで、昨夜はひどく酔ってしまい、間違って電話して呼び出してしまったのだと、
和代に謝罪の言葉を述べたのです。

謝ってきた袴田に気分を良くした和代は、また自分勝手な解釈をし始めました。

結婚していることを社内で秘密にしているのは、
自分の妻・吉田が地味女だと知られてしまうのが恥ずかしいと思っているからだろうと話し出します。

更に図に乗った和代は
「私が結婚してあげてもいいのに」と、
自信満々な態度で告げたのです。

しかし、それは和代の勝手な思い込みに過ぎません。

和代にとって、予想外の言葉が耳へと飛び込んできたのでした。

「死んでもご免だよ、お前みたいなクソ女」

そう言われ、突き放されます。
何を言われているのか理解できず、呆然と立ち尽くすことの出来ない和代。

そして、挙げ句に金欠の時や遊びに金を使うのが勿体ない時に、
和代を金欲しさに利用していただけだと、本心をぶちまけられてしまったのでした。

 

袴田から、ついに本音を聞かされた和代は一体どんな反応を示すのか―――！？

このままプロジェクトリーダーを続けていけるのか―――！？

 

感想

和代の思い込みの激しさ、かなりの性格の悪さ、
一体どんな環境で育ってきたのか？と、逆に気になってしまう程です。

そんな和代が馬鹿にした吉田さんがまさか袴田の妻だったという展開。
彼女にしてみれば、自分が負け犬みたいに感じたんでしょうね。

そこから更に袴田に言われた言葉で、どん底に突き落とされたであろう和代は、
これから一体どんな行動をとるのか。

悪役ヒロインの今後が楽しみです！

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