【アポカリプスの砦】1巻～10巻(最終巻)の漫画ネタバレまとめ！

ゾンビvs.不良!!

監獄を舞台に災厄が最悪を食む!!

――関東中の不良が集まる更生施設・松嵐（しょうらん）学園に、無実の罪で収監された前田義明（まえだ・よしあき）。

暴力渦巻く日々に、義明は絶望感を募らせていく。

そんな中、監内に突如現れたのは死してなお歩き、人を喰らうゾンビだった……！

悪夢のような世界で、不良達のサバイバルが始まる!!

戦慄のパニック・ホラー!!!

 

この『アプカリプスの砦』という作品は、
ゾンビや世界の終末、デスゲーム系でよく登場するエロの描写が無く、
グロテスクな表現も控えめでありながら、しっかりと鳥肌が立つ雰囲気が味わえます。

スリラー漫画初心者や女性にも全力でおススメできる作品です！

人間が感染によってゾンビとなり、瞬く間に世界の様相が変わる、という王道を行くゾンビ漫画ですが、
どうやら、ゾンビたちには、他の作品ではあまり見られないような特徴があるようです。

今後の軸ともなる、この漫画ならではのゾンビ、
ぜひ、直接手に取って、そのスリルと謎を体感してくださいね！

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【アポカリプスの砦】1巻～10巻(最終巻)の各巻の漫画ネタバレまとめ！

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アポカリプスの砦【1巻】ネタバレ！

一人目の犠牲者

テレビの映像で、警察官が殺害されたというニュースが流れる。

現行犯で逮捕した男をパトカーで連行中、首などを咬まれたのだという。

松嵐学園４号室

場面は変わって、千葉県K市の青少年矯正施設、「松嵐学園」。

前田義明（16歳・刑期 無期）は、殺人罪としてそこに入れられていた。

園長室で、事件現場を目撃しただけで本当に知らないと訴える前田。

だが、園長と思われる人物は、言い訳だと言うのみ。

前田は絶望して園長室を出る。

そこへ、4号室室長の長髪の青年、吉岡正文（18歳・刑期 2年3か月）が呼ばれ、4号室へ案内してくれる。

吉岡は前田に何をやったのかと聞くが、前田が何もしてないと答えると、鼻血が垂れるほど、鼻に強烈なデコピンをされる。

前田は、現場を目撃したときのことを話すが、吉岡は自分には関係ないと言った。

そのとき、岩倉剛（17歳・刑期 3年）と山野井満（17歳・刑期 2年6か月）が部屋に入ってくる。

岩倉は無口で筋肉質（背中に銃槍のような跡がある）、山野井は眼鏡をかけていて、その外見通り、知的なタイプのようだ。

山野井は、みんなは自分のことをノイマンと呼ぶ、と言った。

広がる感染

場面は変わり、東京都監察医務院。

冒頭で流れたニュース映像の被害者を解剖するところだった。

スタッフが背を向けたとき、死体が起き上がるーーー。

さらに場面は変わり、一般人の住宅。

女性が例のニュースをインターネットで見て、警察官が咬み殺されたことに驚いている。

「あなたも取り押さえた時ちょっと噛まれたんでしょう？」と心配する女性に、夫と思われる男性が大きな口を開けて近づきーーー。

場面は次々と変わり、様々な場所で人が人に咬みつく事件が発生。

テレビのニュースやインターネット上で話題になる。

異変は学園内へ…

再び場面は、松嵐学園。

食堂のテレビには「故障中」の紙が貼られている。

以前から犬猿の仲なのか、8号室室長の千田と4号室（特に吉岡、ノイマン）の間でピリピリした空気が流れる。

ノイマンが千田を挑発して、千田がキレる直前、岩倉がノイマンの胸ぐらを掴み、「挑発的な口を叩くな」と注意。

ノイマンは今度は岩倉を挑発し、両者の間に一触即発の雰囲気が漂う。

周りも「おもしれー！」と盛り上がる。

千田が「コッチのケンカが先だろがっ！！」とテーブルを叩くと、ベルが鳴り、大勢の刑務官が集まって、8号室の青年たちが取り押さえられた。

吉岡は、涼しい顔で自分たちは何もしてないと言いながら、口止めのためか、背後にいる前田に向けて、後ろ手にナイフを突き出す。

前田は真っ青。

刑務官は、4号室の4人に向かって、「お前らも同罪だっ」と言い、着替えて運動場に出るよう言った。

運動場に出ると、全員、100周走るように言われる。

途中、前田が上を見上げると、カラスが多いことに気づいた。

そして、人間の耳が落ちてきた。

なぜカラスが人間の耳を持っているのか、不気味に思って立ち止まる前田。

刑務官が「そんなウソでサボろうって気か！？」と前田を掴もうとしたとき、隣で護送用車両が電柱に激突。

中から血まみれの男性が出てくる。

刑務官は男性を医務室に連れていくと言い出し、青年たちには車を持ち上げるように言いつける（車のタイヤが側溝にはまっているため）。

楽な仕事を自ら選ぶ刑務官に、「きったねぇ
……」と呆れる吉岡たち。

8号室室長の千田が、「やってられっか」と立ち去ろうとするのを、岩倉が肩を掴み、「貴様等もやるんだ」と引き止めたことで、再び4号室と8号室の間に一触即発の空気が流れる。

前田が8号室の一人に車に叩きつけられたとき、中にまだ血まみれの人がいるのを発見。

同時に、その場の全員が、自分たちがケンカをしていたすぐ背後で、先ほど車から出てきた血まみれの人（刑務官が医務室に連れて行くと言った人）が、刑務官の足を食べていることに気づいた。

刑務官は鼻と口から血を流し、すでに死んでいるようだった。

ーーー松嵐学園。収容者124人、刑務官20人、計144人。死者1人、残り143人ーーー。

ゾンビたちの校舎への侵入

人間が人間に食べられている様を目の前で見て、呆気にとられる一同。

意味の分からないことを言いながら、残酷に刑務官の身体を引き裂き食べ続ける姿に、思わず8号室の一人は漏らしてしまう。

みんなが一斉に叫びながら逃げる中、前田は恐怖のあまり、車の前でうずくまって動けずにいた。

そこへ、刑務官を食べていた男性が、近づき、手を伸ばす。

動けないまま、「死ぬ」「殺される」「もうダメだ…」と前田が思ったとき、男性が突然車に叩きつけられ、何者かに首をねじ切られる。

「立てるか」と前田に手を差し出したのは、岩倉だった。

ゾンビ男の返り血を浴びて、血まみれだ。

その気迫に、前田は岩倉にさえも「何だ！！？この人！！？」とびびってしまう。

そのとき、岩倉が首をねじ切ったゾンビ男が、凄まじい雄叫びを上げながら起き上がった。

首が180度ねじれても生きているという、信じられない光景に、固まる岩倉と前田。

さらに、車の中にいた血まみれの男性と、ゾンビ男に身体を食べられた刑務官も動き出した。

8号室の一人がその刑務官に捕まりそうになるも、吉岡に助けられる。

なんとか全員、木工授業中の教室内に逃げ込み、岩倉は刑務官に、大沼教官（ゾンビ男に身体を食べられ、自らもゾンビ化した刑務官）が殺されたと説明する。

そのただならぬ様子に、刑務官は、その場から動かないように言い、慌てて教室を立ち去った。

刑務官が教室から出た直後、大沼教官が外から窓をバンバンと叩く。

吉岡は窓を開けないように言うが、教室にいて現場を見ていない青年たちは信じず、一人が「さっきからテメェらわけわかんねぇ事ばっかり言いやがってよ」と吉岡の胸ぐらを掴んだ。

吉岡は持っていたナイフでその青年の手をテーブルに突き刺し、「（窓から）離れろっつってんだ！！」と凄む。

その形相に怯んだ青年たちが「わ…わかったよ…」と、窓から離れようとしたとき、大沼教官が窓ガラスを割って、窓の近くにいた青年に噛み付いた。

教室中がざわめく中、ノイマンはどこからか銃を取り出して、銃口を大沼教官の額に押し付け、躊躇なく打った。

そして、一連の現象は、狂犬病のような感染症によるもので、感染者に襲われた人間は咬み傷や引っかき傷から感染すると推測し、先ほど大沼教官に咬まれた青年も銃で打った。

動揺する青年たちに、感染から発症まで短時間であることから、「世界のルールはとっくに変わってるよ」と言うノイマン。

直後、運動場にいた残りのゾンビ男たち（2人）も窓から侵入し、教室にいた青年たちは逃げ惑う。

吉岡によって手をテーブルに突き刺された青年は、手が固定されていて動けないので「助けてくれぇぇぇ」と叫ぶ。

前田は吉岡に助けを求めるが、吉岡は「そいつにはここで…奴等の足を止めておいてもらおうぜ？」と言う。

それでも前田はその青年を置いていけず、ナイフを抜こうとする。

そんな前田を見て「バカが」と言い、背を向ける吉岡。

ゾンビたちが近づく中、前田が必死でナイフを抜こうとしていると、岩倉が軽々と抜いてくれた。

中で生き抜く覚悟

教室を飛び出した青年たちは、刑務官らを押しのけて管制室のようなところに入り、正門を開こうとするが、正門の外には既にゾンビが溢れかえっており、急いで閉ざす。

逃げ場のない状況の中、上に行くという岩倉に前田がついていくと、既にノイマンと吉岡がいた。

学園の外よりは中にいた方が多少は安全かもしれないと言うノイマン。

「しばらくはここで生き抜いていくしかなさそうだな」と言う岩倉の言葉を聞き、前田は絶望する。

屋上の設備を壊して武器を作る面々。

すると、屋上の扉が開きーーー。

アポカリプスの砦【1巻】ネタバレ！感想

1巻では、主人公の前田が松嵐学園に入れられたことから物語が始まる様子が描かれており、いよいよゾンビに立ち向かう…！というところで、続きが気になるラストになっています。

読んでみて、主人公を取り巻く吉岡、岩倉、ノイマン（山野井）のキャラクターが立っていて、これからそれぞれ、どんな活躍があるんだろう、とわくわくしました。
そして、松嵐学園に入ることとなったそれぞれの過去も…。

主人公の前田は、3人と比べると一見平凡で、キャラクター性も強くないですが、きっと本当に無罪なんだろう、と心から信じられるような無害さ、頼りなさ、それでいて、危ない状況でも人を見捨てられない真っ直ぐさが、じわじわと伝わってきます。

びびってばかりで、今のところ特に目立った活躍もしていないけれど、憎めない主人公です。

そんな前田に、吉岡も岩倉も何か感じるものがある様子…これは今後の4人の絆も見ものです！

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