獣人さんとお花ちゃん【13話】ネタバレ！たっぷり注がれるサナティの熱・・・！

獣人と人間──────
種族の違う人々を隔てる高い壁は、人間が入ることを許さず、中にいる獣人は壁の外へ出ることを拒まれています。

保育士を目指す日高花は、子供が壁の亀裂に入ってしまったボールを取りに行こうとしてしていたのを見て、代わりに壁の向こうへと潜り込んでいきました。

すぐに戻るつもりが、初めて見る獣人の世界に興味を惹かれ、気付けば迷子に…!?
本来は壁を越えることを許されない人間の花。

そこで出会った大柄の獣人・サナティに、見つかるや否や組み敷かれてしまいます！
『侵入者』である花を、サナティは仲間の獣人から庇い、行き場のなくなった花を自宅でかくまってくれることになりました。

この出会いをきっかけに花とサナティは互いに心を惹かれ合う存在に…！

互いを思い合う心と、時には獣のように身体を求め合うエッチは、暖かく、深い繋がりを感じさせてくれます。
たくさんの隔たりを抱えた異種族恋愛の行方は必見です!!

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前回のあらすじ

花が任されている学び舎の中断危機も、無事続けることが決まって一安心。
子供たちが危険な思いをしないようにと、警備隊からタツキも学び舎の護衛に加わります。

そんな時、花は獣人の中でも犬族と猫族の確執が昔あったことを知りました。
種族違いの交際を禁止する規則があり、犬族と猫族それぞれの居住区を隔てていた囲いを、ある日サナティが壊してしまい、それが原因でサナティは一時休職になっていたようです。

けれど、その事件がきっかけで、規則は廃止され犬族と猫族は親交を持つようになったそうです。
タツキからサナティにも猫族に仲のいいメスがいると聞いた花。
獣人たちは鼻が利くので、発情期に浮気でもすれば一発アウトで気付くそうですが、花は匂いで判断できません。

学び舎の帰り道、偶然赤ちゃんを抱えた猫族の女性と話すサナティに会いました。
彼女は昔サナティが助けた犬族と猫族のカップルで、二人は無事結ばれて赤ちゃんを授かったそうです。
もちろん、サナティが浮気しているなんてことはありません。

花が不安に思っていたのは、サナティには実は他に恋人がいて、自分が邪魔をしているのではないかということでした。
忌み月に治療のためとはいえ身体を重ねた花のニオイで、サナティに恋人と別れさせてしまったのではないかと心配になったようです。

サナティは、例え発情期でも獣の本能だけでなく、花だったから抱いたのだと言いました。
そして、花の不安が消し飛ぶように、二人は深く身体を繋げるのでした。

 

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獣人さんとお花ちゃん【13話】最新刊ネタバレ！

発情期の時みたいに何度も、何度も(1)

花は自分がサナティの浮気相手で、サナティには他に本命がいるのではないかと考えていました。
それを知ったサナティは、花を抱きながらアホなことを考えたものだと思います。
けれど、花の考えを可愛いと許してしまう自分も、それだけアホなくらい花に惚れているのだと改めて感じました。

何度も、何度もサナティに花の身体の最奥を激しく突かれ、花はイクのが止まりません。
そして、ゴム越しでも分かるくらい子宮の中でたっぷりと注がれるサナティの熱に、花は身体を震わせます。
息を整える間もなく、サナティはすぐに新しいゴムを着けると、また花の中へと入っていきました。

激しく膣内をかき回される花。
まるで発情期の時のように激しいエッチを繰り返すサナティ。
二人はお互いのニオイという証をたっぷりと付け合いました。

生き方の違う人間と獣人という不安を感じてしまう時でも、サナティにたくさん求められて、花も求めて…
そんな幸せが花の不安をいつの間にか埋めてくれていました。

翌朝──────

サナティと学び舎に着いた花は、まだ登校時間前だというのにたくさんの子供たちに出迎えられました。
クルトによると、子供たちは授業の合間に何かの準備をしたいようです。

発情期の時みたいに何度も、何度も(2)

花と一緒にいたサナティは、子供たちがよじ登ってきて相変わらずの人気者です。
子供たちはサナティに抱き付きながら、毎年夏まつりがあって、町では祭りで使う飾りを子供たちが作るのだと花に教えてくれました。

祭りがあるのは来月です。
子供たちは学び舎に通いながら祭りの準備を始めようとしているのを知って、花は今日から特別授業をしようと言いました。

祭りの準備に加わりたいと花が申出ると、子供たちは喜んでどんな飾りがあるのかなど口々に花に教えようとしてくれます。

サナティとじゃれていた子供たちも、早速飾りを作る為の材料の準備をしにクルトに連れられて教室へと向かいました。

祭りと聞いてどこか嬉しそうな花に気付いたサナティは、花に祭りが好きなのかと訊ねました。
花が育った養護施設の近くでも祭りがあって、小さい頃はいつもと違う雰囲気になる楽しかったと思い出を語る花はやっぱり嬉しそうです。
小さい頃はわがままを言わないように、食べ歩きや出店で遊んだりはしなかった花。
それでも、昔を思い出しながら楽しそうに話す花をサナティは優しく見つめました。

なによりも、獣人の町のお祭りに花は興味津々です！

サナティはフワフワのしっぽでポフっと花の腰に触れると、一緒に食べ歩いて遊んで、たくさん思い出を作ろうと花を祭りに誘いました。
花におねだりする準備をしておけと言って、仕事に向かうサナティを見送ると、花はサナティに言われたことを噛み締めます。

花にとって、恋人と過ごす初めてのお祭りは、子供の頃よりもワクワクするものになりました。

学び舎では夏祭りに向けて子供たちが飾りの準備を始めていました。
鈴飾りを一緒に作ろうと誘われた花は、綺麗なヒモに小さな鈴がついた可愛い飾りを手に取りました。

好きな人に自分と同じ音の鈴を渡して、お祭りの間両方が鈴を落とさなかったら両思い…
そんな可愛いジンクスも子供たちに教えてもらいました。

「先生は誰に作るの？」なんて聞きだす子がいれば、花とサナティが恋人なのはみんな知っているので、そんなの決まってるとたちまち冷やかされてしまいます。

賑やかな教室で楽しく準備をしていたその時です!!
ガタンと大きく揺れる地震で、子供たちは悲鳴を上げました。
花は落ち着いて机の下に隠れるように子供たちを誘導して、揺れが治まるのを待ちます。

暫くして揺れが収まったのを確認すると、隣のクラスからクルトが無事を確認しにやってきました。
全員の無事を確認して、スマホで地震の情報を見た花は、震度4や震度5の地域もあった大きな地震だと知りました。

発情期の時みたいに何度も、何度も(3)

突然の地震でしたが、揺れも治まったところで花は机の下に隠れた子供たちにゆっくり出てくるように指示しました。
そんな中、花は机から出てこようとしない子に気付きました。
地震や台風といった災害が起こると、大人たちは人間に呼び出されます。

危険な場所で救助活動などの手伝いに駆り出されるのです。
だから、アルにとって大きな災害は大人が壁の向こうへ行って、ケガをして帰ってくる合図で、すごくキライだと言いました。

獣人が人間によって生かされるための厳しい規則や強制される人命救助…
花が一人で獣人の学び舎で頑張って、双方の関係を改善していきたいと思っていても、そう簡単なことではありません。
けれど、頑張らない理由も花にはありません。

時間が掛かっても、変えていきたいと花は思っています。
落ち込むアルを抱き締めながらアルのキライなことが無くなるように「先生頑張るね」と言いました。

一方、警備隊にいるサナティにも動きがありました。
サナティは任務中にもかかわらず、学び舎の花を訪ねてきました。

見回りとも様子の違うサナティに呼び出された花に、サナティは地震によるトンネル事故が起きて、人間から出動要請が出たと告げます。
サナティは、これから壁の向こうへ行くのです。

サナティがそういう仕事をしていると、花はわかっているつもりでした。
けれど、いざ突然に危険な場所へサナティが行くとなると、心の準備ができていない花はどうしていいか分からず、心配で黙り込んでしまいました。

サナティは、すぐに帰ると言って、花を安心させようとしてくれます。
不安な気持ちは消えそうにありませんが、花は作ったばかりの鈴飾りをお守りにと、サナティへ渡しました。
鈴飾りを受け取ったサナティは、嬉しそうにありがとうと花を抱き締めるのでした。

サナティの他にも数人の獣人が壁の外へ向かいます。
そこには先日騒ぎを起こしたフェゴの姿もありました。
サナティたちが連れられたのは山奥のトンネルで、現場は既に人間たちの救出作業が行われていました。

トンネル内では土砂崩れが起こり、その先でバスが閉じ込められている状態。
そんな危険な場所へ、サナティたちは人命救助に向かいました。

 

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獣人さんとお花ちゃん【13話】最新刊ネタバレ！感想

サナティの浮気を疑うどころか、花は自分と出会う前にサナティには恋人がいて、発情期の時エッチしたせいで別れさせてしまったのではないかと心配するのはすごく花らしいなって思いました。
そして、サナティじゃなくても可愛いって思ってしまいますね！

サナティと花が幸せに愛をはぐくんでいく様子がほのぼのとしていて大好きです。
学び舎もだんだん盛況になってきて、花の頑張りが少しずつ実っていくのを感じます。

いい雰囲気で平和だなと安心したのも束の間！
地震という災害起きてしまい、獣人の大人は人間に強制的に災害救助へ駆り出されるという…

花が頑張っていても、まだまだ大きな変化をもたらすにはたくさんの壁があるのだと突き付けられます。
獣人の子供にとって、大人がケガをして帰ってくる合図だなんて、本当に悲しいですね。
そこへサナティもまた壁の外へ呼ばれ、花の不安も伝わってきました。

サナティたちが無事に帰って来れるよう祈りながら次回の展開を楽しみに待ちたいと思います。

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