モンキーピーク【2巻】ネタバレ！猿以外の新たな驚異？！

モンキーピーク【1巻】あらすじ

 
＞＞【前話】モンキーピーク1巻ネタバレ！恐怖のオリエンテーション登山が今はじまる！！

＞＞【次話】モンキーピーク3巻ネタバレ！八木兄妹の正体とは・・・？！

藤谷製薬会社のレクレーション登山に訪れた社員たちが頂上へとやってきた日の夜、
突如現れたナタを持った巨大な猿に４名が惨殺されてしまいます。

猿を目撃していた早乙女が社員たちに伝えるも、
非現実的な内容からか信用されてもらえません。

そして次の日、誤ったルートを進んでしまった早乙女たちの前に、
またも猿が襲い掛かって来たのでした。

 

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モンキーピーク【2巻】ネタバレ！

犯人は猿だけではない？

猿たちが姿を消し、恐怖に包まれながらも何とか一夜を過ごした早乙女は、
夜明けとともに友人の宮田、社長・富久、法務の安斎、庶務の林と話をします。

確かに猿は存在するが、殺害された中の辻の死因に疑問を抱いていたのです。

猿たちはナタや弓と、武器を使って社員たちを惨殺しているにも関わらず、
何故か辻だけが石で殴られ、撲殺されていたのでした。

早乙女と宮田は、もしかしたら辻を殺したのは猿ではなく、
社員の中の誰かが犯人なのではないかと推測します。

その考えに安斎も納得し、社員たちがパニックになるのを避けるため、
この話は５人だけの中に留めるのが適切だと話す安斎。

「誰のことも信用するな」

協力関係は結ぶが、お互い信用するのではなく、
監視し合おうと早乙女たちに安斎は提案するのでした。

隠された『罠』

中岳小屋を目指しはじめた社員たちは、なんとか苦戦しながらも頂上へと辿り着きます。
頂上から小屋までは見晴らしのいい一本道。

また昨日のように猿に襲撃されればまずいと言い出した長谷川部長の声で、
誰かがしんがり役として頂上に残ることになったのです。

それを決めようとしていた最中、飯塚と藤芝が早乙女を陥れる嘘の証言をはじめ、
飲み物を隠し持っていた容疑がかけられてしまいます。

飯塚が出した空になった飲料容器以外は何も出てこなかったものの、
みんなに広がってしまった不信感は拭いきれません。

そのため、早乙女がいる４班が見張り役になることになります。

社員たちが小屋へと向かっていく中、
早乙女の友人・宮田だけが引き返して来たことに対して疑問を投げ掛ける佐藤。

「サッチーは粗っぽいトコあるけど、汚いことは絶対しない奴です……アイツらよりよっぽど信頼できる」

しんがり役を終えて、山小屋へ行くみんなを追いかける道中、
早乙女はあることに気がつきます。

「俺があの猿なら……小屋で水を飲ませるような事はしない……っ」

その嫌な予感は的中し、社員たちが小屋の近くまで辿り着いた直後、
弓矢が射ち放れたのでした。

小屋から射たれた矢は社長の腹を射抜きます。
あの猿たちが中から姿を現し、
次に小屋にあったペットボトルの水を地面に捨てはじめたのです。

貴重な水分を捨てられ、極限状態だった社員たちは猿たちを殺すしかないと言った寺内の言葉に、
掻き立てられてしまうのでした。

小屋へと猿を追い掛けて中へ入るも、矢の襲撃を受けてしまい、
馬場と寺内が命を落とします。

次々に犠牲者が増えていき、気づけば生存者はたった14名になってしまいました。

猿たちが逃げ去った後、遅れて到着した早乙女たちは、絶望的な現状に驚くしかありません。

「山小屋の飲食物には既に猿が毒を混入している可能性があり危険である」

脱水症状に苦しむみんなに、安斎は新たな危険を口にします。

それでも、何かを食べれなければみんなが死んでしまうと、
早乙女が自ら毒がないかを確認するべく試食すると申し出たのでした。

混入された毒

早乙女は小屋の中にあった桃缶を口にするも異常は見られず、
周りの人たちは安堵感に包まれます。

腹を射抜かれ、重体だった社長もミカンの缶詰を口にして美味しいと微笑んだ瞬間、
血を吹き出し、そのまま絶命してしまったのです。

社長は青酸カリによって死んでしまったと指摘する遠野。

食べ物に毒が混入されたことよりも、
社長を自分の行動で死に追いやってしまった事に落ち込む早乙女に林は言います。

「早乙女君が生き残った事には、絶対何かの“意味”がある」

林に励まされた早乙女は、意を決して宮田に猿を“退治しよう”と宣言したのでした。

明日には助けが来ると見込んで、
交代で見張りながら小屋で一夜を過ごすことになった早乙女たち。

そして夜になり、窓の側で不審な動きをする営業部長・氷室に気付いた宮田。
言い訳する氷室に対して、宮田は確信をつきます。

「“明日になれば助けが来る”って強調しとけば、今夜しかチャンスはないって思うもんな……」

猿の犯行に見せかけるために、裏口を開けようとするやつが犯人だと、
早乙女が氷室に言い放ちました。

辻を殺害したのは猿ではなく、氷室だったのです。

氷室は猿の仲間なのかと、安斎の容赦ない拷問が始まります。
しかし、自分はただ雇われただけだと否定し、その協力者は早乙女だと言い出したのでした。

氷室が辻を猿の仕業に見せ掛け、殺害した理由は一体なんなのか！？

猿と協力し合う真犯人は本当に存在するのか？！

 

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モンキーピーク【2巻】の感想

ただの得たいの知れない猿が襲いかかるパニックホラーかと思いきや、
実は人間も関わっているという意外な展開を見せた巻になりました！

あの猿たちの正体も気にかかりますが、なぜ氷室は辻を殺したのか、
辻を操っている真犯人は一体誰なのか、気になる事がたくさんあります。

早乙女を犯人に仕立て上げたい理由も今後にきっと繋がっていくのかもしれません。

猿の驚異と、潜む真犯人の正体、それにどうやって立ち向かっていくのか、
次の巻も期待して読みたいと思います！

 
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