モンキーピーク【最終巻12巻】最終回、結末のネタバレ！安斎と早乙女との最終対決！！

岩砕山の山頂直下、三つ巴の死闘の果て、長谷川と氷室が命を落とし、安斎がトオルを殺害する。

死が支配する道則なれど、ついに早乙女達は登頂を果たす。

山頂に待ち構えていた“最初の猿”。
早乙女達を追い続ける“真の魔猿”。

人と猿、全てが会し、死の山の頂で刻む結末とは!?

生きる決意と、悪しき殺意が交錯した７日間。

終わりを迎える山岳パニック、結末の第12巻!!

※この先、ネタバレが含まれております。

 

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モンキーピーク【11巻】のあらすじ

毒が身体に残った状況下の中、早乙女は父の言葉に背中を押されながら、
山の頂上へと続くはしごを懸命に上っていきます。

そして、ついに早乙女たちは目指していた山頂へと到着したのでした。

ですが、そこで早乙女たちを待ち構えていたのは火縄銃を持った猿。
その猿は、はじめの日に早乙女たちを襲撃してきたあの“魔猿”だったのでした。

 

モンキーピーク【12巻】ネタバレ！

因縁の対決

初日に社員の多くの命が奪われ、山の中をさ迷うことになってしまった元凶。
その魔猿を目の前にした早乙女は、一気に怒りに震えます。

犠牲になっていったみんなのために、早乙女は猿へと立ち向かおうとしたのです。

しかし、猿を庇うように両手を広げて立ち塞がる林。

「責任は取る！」

魔猿を倒すためには、今自分たちが協力する必要性があると説得するも、
早乙女はそんな林に対して納得できませんでした。

「あんなに多くの人を殺しておきながら何をいまさら…」

それに対して反発をみせる林でしたが、佐藤が早乙女を透かさず間に入ります。

「早乙女は人殺しなんてしてない。こいつは自分の責任にしちゃおうとしてるだけ」

それでも、林は譲る素振りは見せず、何もかもすんだら好きにしていいから、
安斎と猿を倒すまでは協力してほしいと懇願する林。

そんな時、早乙女は今に付着した血痕に目が止まります。

その瞬間、なんと魔猿が現れたのです。

林と協力関係にあった猿の被り物をつけた人が、
ナタを手に持ち、魔猿を倒そうと向かっていきました。

ですが、魔猿は恐ろしく強く、猿の被り物をカブった人は軽々と持ち上げられ、
勢いよく投げ飛ばしてしまったのです。

落ちていった場所にあった棒に身体を貫かれ、絶命してしまった林の協力者。

それを見ていた林が落ちていた火縄銃を構えて撃ち倒そうとしたのですが、
魔猿は岩影に身を潜めてしまいます。

怯える田畑で更なる緊張感が漂う中、今度は佐藤に魔猿が襲い掛かり、
それに鎖で対向する早乙女。

しかし、どう考えても鎖では魔猿を始末することなど無理だと考え、
鎖で一度魔猿を拘束し、林の火縄銃で仕留めようと思い付きます。

「お前の狙いはこの俺だろっ……俺はここだ！！かかって来い！！」

挑発にのった魔猿が早乙女へと襲い掛かり、それをチャンスと火縄銃を構える林。

作戦はうまくいくかに思えたのですが、
予想外にも田畑が林の腹部をナイフで刺してしまうのでした。

 

思わぬ生還

なんと、田畑はトオルと友達だと明かし、この登山も助っ人として呼ばれたのだと話します。

未だに早乙女を襲おうと迫ってくる魔猿に苦戦していると、
どこからか銃声が響き、魔猿は倒されてしまったのです。

魔猿を撃ったのは、敵対関係にある安斎だったのでした。

そんな安斎を隙あらば倒そうとする田畑でしたが、
呆気なくも日本刀で胸を刺されて殺されてしまいます。

なんの罪悪感も感じていないように人を殺す安斎に対して早乙女は許せないと憤怒しますが、
これは『正義』だと断言します。

僅かな犠牲よりも、藤谷製薬に貢献することの方がよっぽど価値があると語る安斎。

それに対して反論する早乙女でしたが、またしても魔猿が現れ、
彼らに襲い掛かってきたのです。

安斎も魔猿に日本刀で立ち向かうも攻撃を受け、
気を失ってしまいます。

早乙女もまた、崖から落ちそうになるという危機的状況に陥っていました。
そんな時、早乙女に救いのてが差しのべられたのです。

それは、死んだとばかり思っていた宮田だったのでした。

「ボーっとするなっ！！やるぞサッチー！！」

 

最後の決戦

思いがけない人物の登場に感動する間も無く、早乙女は宮田とともに、
鎖を使って魔猿の動きを封じ込めます。

身動きができなくなった魔猿に佐藤が近付き、火がついた縄を火薬の入った袋へと入れ、
至近距離で大爆発を起こしたのでした。

爆発の衝撃を直に受けた佐藤は左手を失うも、猿を崖から落とすことに成功します。

しかし、林は「早乙女君、笑って、そんな顔しちゃダメ…」と言い残し、
そのまま逝ってしまうのでした。

林を失った悲しみに涙を流す早乙女。
そんな最中、佐藤は宮田にトランシーバーを手渡そうとします。

「このトランシーバーで真実を警察に伝えて…」

ですが僅な隙を付き、安斎にトランシーバーを奪い取られてしまったのです。

自分だけが助かるシナリオを語り始める安斎でしたが、
なんと宮田がもうひとつトランシーバーを持っていた事が発覚します。

予め警察と繋がっている状態だったため、逃げ場を失った安斎でしたが、
説得に応じる様子は微塵もないと悟った早乙女は、最後の決意を口にしたのでした。

「決着をつけるぞ、安斎」

安斎と早乙女、ふたりの対決の行方は！？

無事に早乙女たちは山から抜け出すことは出来るのか！？

 

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モンキーピーク【12巻】の感想

誰が味方か、誰が本当の敵なのか、様々な思惑が入り交じる状況に、
どうなってしまうのかとハラハラしっぱなしの展開となりました。

魔猿が最強の敵なんて思っていましたが、やはり一番怖いのは人間なんでしょうね。

自分勝手な欲望を抱いていた安斎が一番恐ろしい存在だったのだと、
読み進めていって実感しました。

そんな安斎と立ち向かう決意をした早乙女。
彼には最後まで頑張ってほしいし、絶対生き残ってほしいです。

そして、生き残った者のその後も最終話の見所のひとつではないでしょうか？

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