不浄を拭うひと【1巻】最新刊のネタバレ！遺体や現場の掃除をする特殊清掃員とは？！

産婦人科の中で巻き起こるリアルな人間模様の描写が話題を集めた「とうめいなゆりかご」の作者、沖田×華の最新作！

「不浄を拭う人」

今回は特殊清掃の仕事をする39歳の山田正人（やまだまさと）というサラリーマンが主人公です。

特殊清掃、孤独死などで亡くなっ方が住んでいた部屋を元の使える状態に戻すことが正人の仕事。
そんな特別な仕事を通して見えるものとは？

 

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不浄を拭うひと【1巻】最新刊のネタバレ！

遺品整理やゴミ屋敷の清掃、さらには亡くなった人の部屋を現場復帰させる特殊清掃の仕事をしている正人。

依頼人から電話をもらい、車で出向いて見積もりをした上で作業の日取りを決めています。
今日も正人の元に依頼の電話が入り、現場に向かいます。

死者の部屋を掃除する正人。時には霊の存在も

依頼人はアパートの大家さんでした。
60代の男性が孤独死した部屋の特殊清掃の依頼です。

早速部屋に入ろうとする正人ですが、なぜが部屋に入れません。
「なにか」に肩をつかまれている感覚にうごけません。

「まずい、これは中に入れない！！」

不穏な気配を感じたい正人は部屋に入ることを一度やめます。
そして大家さんにこの部屋で亡くなった人は1人ではないですよね？と確認します。

「この部屋に住むと何故か死ぬ人が多くて、、」

なんだか曰く付きの部屋である様子。
お祓いしないとダメだと大家さんに話す正人は幼い頃から霊感体質であったとのこと。

そして自分が初めてした特殊掃除の仕事を思い出します。

 

正人がはじめて特殊清掃の仕事をしたのは50代の女性の家でした。
初めの頃は会社の先輩である石橋さんと二人で清掃をしていました。

そんな時に正人は髪の毛の塊をみつけます。
カツラだと思っていたその塊は実は亡くなった女性から剥がれた頭皮と髪の毛でした。

戦慄する正人は手早く清掃を進めましたが、どうしても亡くなった女性のことばかり考えてしまいます。

その日仕事から帰った正人は、妻と寝室で眠りについていました。
するとどこからともなく不可思議な音が聞こえてきます。

カサカサカサカサ、、、カサカサ、

野良猫でも入ったのかと訝しそうにあたりを見る正人と妻。
それ以来夜中になるとあの音が聞こえるように。

数日後、青ざめた妻が正人に抱きついてきます。
「怖い！怖い！！」
と怯える妻をなんとか宥めて話を聞くとまたあのカサカサ音が聞こえてきたとのこと。

ネズミなどでは困るから退治しなくてはと音の方に歩み寄ったその時！！！

ピカッ！と青白い閃光が走ります。

怯える妻の話を聞いて不思議に思う正人でしたが、それ以来変な音がきことはなくなりました。

しかし、妻は精神的に不安定になってしまい正人に宥めらないと眠ることが出来なくなってしまいます。

そんなとき、仕事をしていた正人はお客さんとの話で意外なことを聞きます。

「亡くなった人って音を出すのよねー、ナイロンがカサカサ擦れるような音を。」

驚愕する正人にお客さんは死者のことを考えているとすぐについてきてしまうのだと言います。

どうやらあのカサカサ音は50代の女性の霊が正人に憑いてきてしまった結果だったようです。

正人は怯えながらもう死者について考え過ぎずに淡々と仕事をすることを決意します。

 

以前50代の男性の部屋を掃除しようとしたところ、その霊？に妨害されてしまい、部屋に入れなかった正人は住職にお祓いを依頼します。

住職のお祓いによりやっと部屋に入ることができた正人は大量の女性ものの下着を見つけ、戸惑います。

どうやら死んだ男性は特別な趣味嗜好の持ち主だった模様。

「そりゃあ、見られたくないよなぁ」

もしかしたら男性はお楽しみ中に亡くなったのかもしれないと想像しながら正人は故人に手を合わせるのでした。

 

宿泊客を迎える高級ホテル、しかしその裏では？

続いての依頼は誰もが知る高級ホテルの一室。
自殺した50代男性が宿泊していた部屋の特殊清掃に取り掛かります。
今回は先輩である石橋さんとペアで掃除をします。

長期滞在しているお客様で、すでに宿泊代ももらっていたと話す支配人。

部屋の現状をみた正人は、大量の薬やお酒を見て酒浸りの生活だったのかと想像します。

現場復帰をした部屋にはまた誰か別の客が泊まるとのこと。

正人は家に帰り妻に死ぬ前に20万使えたらなに使う？と問います。

妻は最後なんだからこの世の最高を味わうと答えます。

自殺した男性も最後に見るものは全て綺麗な景色にしたかったのだろうかと正人は思いを馳せるのでした、、、

様々な「おとしもの」

明くる日も正人は特殊清掃の仕事を続けますが、そこでは様々な落とし物があります。

その日の清掃現場はお風呂。
70代女性は、ヒートショックを起こし浴槽で亡くなっていました。

お風呂には追いだき機能がついていた為、発見された時には身体は煮込まれ、
骨のみになっていたということなんです。

その骨は警察が回収したということで、その後現場に入りました。

床にはゴミが散乱していましたが、
棚に置いてあるお風呂洗剤付近に手袋が張り付いていました。

掃除はしようとしていたんだなと思いながらその手袋を片付けようとした時、
その触った手袋の感触に違和感を覚えました。

それはなんと、人間の手の皮膚がバリバリになったものでした！

煮込まれた身体は皮膚が骨から分離し、皮膚だけ手袋のように抜け落ちることがあるのです。

また別の日の現場はマンション。
80代男性は老人用介護サービスが付いているマンションの玄関の前で亡くなっていました。

その日は猛暑で、暑さにより腐敗が進み、廊下まで体液が流れているところで見つかったそうです。

警察により遺体は運ばれていましたので、廊下の汚れを掃除することに。

掃除中ふと見ると白い玉が落ちているのに気づき、何気なく手に取ります。

妙に弾力がある・・・
何だろうと思いながら玉を回してみると、そこには黒目が！

警察が遺体を回収していったときに、落としていったようです。

 

現場を荒らす、謎の女性4人

次の依頼は50代の男性のマンション。
どうやら心不全で亡くなった男性は会社を経営していて、生前は羽振りが良かったとのこと。
部屋の掃除を始めようとした正人の前に亡くなった男性の知人を名乗る女が4人現れます。

不思議に思う正人など知らぬ様子でズカズカと部屋に入り込む女性たち。

どうやら男性が気に入っていたホステスであり、形見分けだと称して金目のものをあさりにきた様子。

怒涛の展開で女性たちが去っていき、さらに荒らされた部屋にげんなりしながら正人は掃除に取り掛かるのでした。

 

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不浄を拭うひと【1巻】最新刊のネタバレ！感想

特殊清掃のお話である不浄を拭う人！
1巻である今回はインパクト絶大なお話でしたね。

霊がついてきてしまったりとちょっとしたホラー要素もありましたが、人が亡くなって時間が経過すると皮膚や目玉が剥がれていくものなのですね、、

読みながら「ひぇぇ」と思わず呟いてしまいました。
丸みのある絵で描かれているためそこまで恐怖せずに読めましたが、リアルに考えるととてつもなくグロテスクですね。

グロに耐性がない筆者でも読めましたのでそこはご安心を！
そして死を迎えた人の生活が垣間見える特殊清掃の仕事は人の生き様がリアルに描かれており
考えるものがありました。

次巻も面白くなりそうですね！

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