モンキーピーク【1巻】ネタバレ！恐怖のオリエンテーション登山が今はじまる！！

社員の結束を高める為の、登山レクリエーション。

雄大な自然を感じる爽やかな山は、夜と共に惨劇の舞台と化す！

藤ヶ谷製薬36名が体験した、未体験の悪意とは…!?

戦慄と衝撃の山岳パニックホラー開幕!!

 

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モンキーピーク【1巻】ネタバレ！

鬼猿岳の存在

ある日、早乙女を含めた藤谷製薬会社の社員40名は、
一泊二日のレクレーション登山にて“しらび山”へと訪れます。

よく晴れた絶好の登山日よりの中、それぞれ班に分かれ、
一同は山頂を目指していました。

営業担当の早乙女は、４班の佐藤・長谷川・南・遠野・岡島とともに行動していましたが、
どの班よりも遅れをとっていたのです。

臆病な性格の岡島の体力不足により、
なかなか他の班に追い付けない状況を班長・経理担当の佐藤は苛立ちを募らせていたのでした。

開発室B担当の南は登山を軽んじる発言が多く、
長谷川人事部長に強く注意されます。

「山をなめてはいけない」

なぜなら、このしらび山の先にある『岩砕山』は、
別名『鬼猿岳』と呼ばれ、世界で二番目に死者が多い山だったのです。

しかし、今回はしらび山しか行かないようになっているルートだと知り、
怯え気味だった南はホッとします。

途中、二班に置いていかれてしまったという早乙女の友人・宮田が合流しました。

スーツと革靴という登山には不釣り合いの格好の宮田と一緒に、
なんとか頂上へと無事に到着した４班。

誰一人、脱落者を出さずに頂上へと辿り着いた社員たちを社長・富久は喜びます。

『薬害疑惑が出て苦しい状態にある社の団結力を高めるため』にと、
今回のレクレーション登山を企画したと、社長は社員たちに話したのでした。

恐怖のはじまり

岡島と同じテントで夜を過ごす早乙女は、相手の鼾で寝付けずにいると、
突如外から悲鳴が聞こえてきたのです。

自分のいるテントの外に獣のような大きな影を見た早乙女。
外へと飛び出すと、そこにはかやナタを持った巨大な猿が立っていたのでした。

その猿による仕業か、４名が無惨な姿で死んでいたのを早乙女は見てしまいます。

早乙女は直ぐ様、ナタを持った巨大な猿のことを社長たちに伝えますが、
信じてもらえるはずがありません。

しかし、庶務の林も猿を目撃したと証言した事で警察に連絡するよう社長が指示しますが、
携帯電話を管理していた鈴村が殺害されてしまった挙げ句、それを入れた袋も消えてしまっていたのです。

一気にパニック状態へと陥る社員たち。

それでもなんとか夜を無事に明かし、班順に下山を急ぎます。

道の途中にある看板の矢印通りに進んでいく４班。

しかし、それを“おかしい”と言い出した遠野の発言で、
早乙女も看板の違和感に気がつきます。

妙に真新しかった看板は、自分たちを誤った道へ誘い込もうとする罠だと知ったのでした。

自分たちよりも先に誤ったルートを進んでいた社員たちにそれを知らせるべく、
早乙女はひとり急いで“これは罠だ”と知らせに行きます。

早乙女の事情を聞いた宮田と林も一緒に危険を知らせますが、
誰一人聞く耳を持つことはありませんでした。

その様子を見て、呆れるように
「なんであんな問題児を採用したのか」
と、佐藤が呟きます。

それに反応する南。

「高校の時一人殺してる」と、人事ファイルを見たことのある佐藤が、
早乙女の衝撃的な過去を告げたのです。

それを詳しく聞きたそうにする南でしたが、
その直後、ナタを持った巨大な猿が姿を現したのでした。

後方から迫ってくる猿たちから逃げようとしますが、
『矢ノ口落とし』を渡れずにいた岡島のせいで雪崩のように転倒していく社員たち。

猿の襲撃により、崖から転落していく者も含めて死者は14名となってしまいました。

増えていく犠牲者たち

「猿は計画的に社員を殺しにかかっている……このままじゃ猿の思うつぼだ」

みんなを引き返すように説得したい早乙女でしたが、
南はまた矢ノ口落としで猿に襲われたら逃げ場がないと反論します。

「お前の言う事なんか信用できるか……知ってんだぞお前ー高校ん時一人殺してるって話じゃねえか」

その発言で早乙女の提案は流されてしまい、
一同は『前岳』にある『中岳小屋』を目指すこととなったのです。

岡島含め、体力に自信が無い者をその場で待機させ、小屋へと歩き出します。
実は、岩砕山で自分の父親を亡くしていた早乙女。

偶然にもその山を登ろうとしている自分に運命的なものを感じていると、
宮田たちの様子がおかしいことに気がつきます。

指差す方向へ目を向けると、待機させた岡島たちが先程の猿たちに襲われていたのでした。

「やめろっ……やめろー！！」

必死に来た道を引き返した早乙女でしたが、着いた頃には猿の姿はもうなく、
待機して残っていた者たちは容赦なく皆殺しにされてしまっていたのです。

「この場所からは矢ノ口落としは丸見えなので、猿が来るのは事前に見えたはず。何故皆は逃げなかったのか」

疑念を口にしたのは、法務部の安斎。

「猿はどこからどこへ消えた？」

そう口にした矢先、岩影に隠れていた巨大な猿が飛び出してくると、
安斎をナタで後ろから切りつけたのでした。

 

このあと、早乙女は猿とどう立ち向かうことになるのか！？

無事にこの状況から逃げ出すことが出来るのか？！

 

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モンキーピーク【1巻】の感想

はじめは楽しいオリエンテーションという、一見穏やかな始まりだった物語ですが、
頂上へ着いた日の夜から急に始まった猿の恐怖！

普通の猿ではなく、ナタで人を襲うという非現実的な展開でありながら、
リアルな恐怖感が何故かわいてきます。

しかも連絡手段の携帯電話が猿によって持ち出されるというのが、
些か引っ掛かる要素でした。

これは猿以外に何やら様々な陰謀が隠れていそうな予感がします。

果たして早乙女たちは猿から逃れ、無事に下山出来るのか？

怖いものが好きな方には気になる一作となるかもしれませんね！

 
＞＞【次話】モンキーピーク2巻ネタバレ！猿以外の新たな驚異？！

 

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