モンキーピーク【4巻】ネタバレ！猿は一匹じゃない、更なる恐怖が安斎たちに振り掛かる！？

モンキーピーク【3巻】のあらすじ

 
＞＞【前話】モンキーピーク3巻ネタバレ！八木兄妹の正体とは・・・？！

＞＞【次話】モンキーピーク5巻ネタバレ！動かない２匹の猿、、、その理由とは一体？！

 
猿とともに崖から落ちてしまった早乙女は、ある事に気が付き、
それを宮田たちに伝えるため、偶然再会した開発室の田中と山小屋へ向かいます。

そんな最中、宮田たちは安斎たちと別行動する事を決めて下山しますが、
その途中で猿が迫ってきたのでした。

 

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モンキーピーク【4巻】ネタバレ！

追い詰められた岡島

宮田たちを守るために早乙女が立ち向かっていた頃、
安斎たちのいる中岳小屋へと辿り着いた中田。

そこで早乙女が生きていること、宮田たちの後を追って行ってしまった事を聞き、
安斎含む社員たちは驚きました。

その話を聞いた経理の佐藤は、無事に宮田達が三ツ倉小屋に着けたかと心配します。

「彼らは難所の通称“カニ歩き”にいるだろう」

そこは、蟹のように崖に貼り付いて横歩きしなければならない一番の難所なのだと、
八木兄妹は笑いながら話したのです。

その頃、“カニ歩き”の難所で自分と一緒に崖から落ちながら生き延びた猿を追い詰め、
早乙女は立ち向かおうとしていました。

早乙女が生きていた事を喜ぶ暇もなく、宮田もそれに協力し、
猿を挟み撃ちにしようとします。

しかし、猿は開発室の岡島が捕まる鎖へと飛び移り、
じわじわと岡島へと近付こうとしていったのです。

猿が岡島を殺すつもりだと悟り、早乙女は自分の上着に石を詰め込み、
猿に当てることに成功します。

ですが、それでも猿が崖から落ちることもなく、
岡島に迫ろうとしていきました。

宮田もなんとか早乙女の手助けをするも、岡島救出に悪戦苦闘します。

「悪い猿めぇ～～っ……あっち行けぇ～～っ」

自分の事を助けるために命をはる早乙女と宮田を見て、
何に対しても臆病だった岡島が自分が掴んでいた岩を外し、猿に飛び掛かります。

猿と一緒に崖から落ちていく岡島。

「ちくしょう」

早乙女の視界に、岩に潰された猿と岡島の死体だけが映し出されたのでした。

擦り付けられた罪

カニ歩きで最後尾を歩いていた長谷川部長が猿の襲撃の際に、

行方不明になったと宮田から聞き、早乙女はショックを受けます。

その頃、山小屋の前で見張りをしていた安斎がみんなに水を配ろうとすると、
炭酸飲料が一本無くなっていることに気が付いたのです。

「盗んだのは誰だ？……今名乗り出れば許す」

「もう猿は死んだのだからそこまで神経質にならなくても良いのでは」

怒りを滲ませる安斎に南は宥めるように告げるのですが、
『猿はまだいる』と、恐怖はまだ続くことを予言します。

田中は早乙女から伝言を頼まれていました。

“猿はまだ生きている”ということと、あともう一つあると口にしますが、
安斎の制止によってみんなに伝えられずに終わってしまいました。

「猿がまだ生きていて、いつ襲撃を受けてもおかしくない状況下、皆の一層の団結と献身が求められる」

そう言った安斎は、次の日は朝早いからと断る八木兄妹に、
外の見張りをするように頼んだのです。

ふたりが外へ出ていくのを確認した安斎は、上着を脱ぎ捨て、
拳を鳴らしながら社員たちに告げます。

「さて……“団結”と“貢献”だ」

犯人探しをし始めた安斎に、なんと氷室が炭酸飲料を盗んだ犯人は、
佐藤だと言い出したのです。

必死に否定した佐藤でしたが、自分のリュックから盗まれた炭酸飲料が見付かり、
社員たちの疑いの眼差しが一気に一人に注がれてしまったのでした。

そんな中で、挙動不審な素振りをする田中に気が付いた佐藤。
犯人は田中だと感付いた佐藤は、勢いよく相手に飛び掛かっていったのです。

しかし、最終的には柱に縛り付けられ手しまった佐藤。

「今から拷問するからな」

佐藤は泥棒の容疑で拷問することを安斎から告げられてしまうのでした。

突如迫り来る猿の襲撃

安斎に拷問することを命じられ、スコップを持たされた遠野は、
震えながらも“自分だけ何もしないわけにはいかない”と、佐藤へと向かっていきます。

そんな時、何故かナタを握った猿が二階から下りてきたのでした。
一気にパニック状態となる社員たち。

「みんなも武器を取れ、戦うんだ！！」

遠野に持たせていたスコップを掴み、社員たちに安斎が言い放つも、
誰も前に出ようとはしません。

そんな中、騒ぎを聞き付けた八木兄妹が山小屋へと駆け付け、
やっと間近で猿を見られた事に興奮したように喜びます。

しかし八木・兄の満が振り返ると、どういう訳か妹・薫の左胸に刃物が刺さっていたのでした。

“猿は一匹じゃない”

これが本当に早乙女がみんなに伝えたかった伝言だった事とは知らず、
新たに現れた猿に社員たちは逃げ惑い始めます。

猿が二匹になってしまったことにより、身動きが取れなくなってしまった安斎。
ですが、猿はそのまま逃げていってしまいます。

八木の妹・薫は、そのまま絶命してしまいました。

まだ猿の恐怖は終わっていないことから、安斎は氷室に取引と言って、
猿はあと何匹居るのかと聞き出そうとしたのです。

しかし、氷室は自分は猿の仲間ではないと言った後で、
意外な事を打ち明けたのです。

「辻を殺したのは俺だ……辻のヤツ、俺をゆすってたんだよ！！」

そして、炭酸水を盗んだ犯人は佐藤ではなく、田中だと宣言したのでした。

田中は“許してくれ”と、佐藤に向かって土下座をして謝罪します。

水がこんなに貴重だと知らずに取ってしまい、みんなが犯人探しを始めたから怖くなり、
佐藤のリュックに隠したのだと告白したのでした。

その頃、強風と寒さと戦いながら身を寄せ合う早乙女たち。

なんとか風を凌ごうとする早乙女を見ながら、“何故山小屋に戻らずこちらに来たのか”と、
林が問います。

「猿に追われているかもしれないと思った」と答える相手に林が感謝する間もなく、
早乙女は緊迫した様子で「猿は一匹じゃない」と告げたのです。

何度か猿と戦ってきた早乙女だからこそ、
揉み合った際に体型の違いに気付けたのだと早乙女は話したのでした。

早乙女たちは無事に夜を明かし、猿たちから逃れることが出来るのか！？

安斎たちはこれからどうしていくのか！？

 

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モンキーピーク【4巻】の感想

猿への恐怖と、誰が仲間なのか、それとも裏切り者なのか、
はたまた猿の協力者なのか。

渦巻く人間関係に怖さを感じつつ、八木兄妹にまだまだ疑問が浮かぶ巻となりました。

妹・薫が死んでしまったのは予想外でしたが、襲ってきた猿が、
八木・兄の満が近くにいながら襲わなかったのが気掛かりですね。

きっと八木兄・満はまだ何か握っていそうな気がしてなりません。

それを安斎は気付いていながら一緒に行動するのか、
今後の行動が気になります！

早乙女たちも厳しい状況下の中、なんとか頑張って乗り越えてもらいたいです。

 
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